大都市集中は本当に「悪」なのか?肯定的に捉える視点から考える 日本の地域政策や地方創生の文脈において、「大都市集中」はしばしば“悪者”として語られる。人口、企業、大学、文化、政治、経済の全てが東京を含む大都市に集中しすぎており、地方が衰退して…
空き家増加と人口減少の因果関係 ~なぜ人口が減ると家が余るのか?~ 1. 基本構造:家は減らないが、人は減る 項目 数値の推移(全国) 人口(総務省) 2008年 約1億2,808万人 → 2023年 約1億2,400万人(減少中) 総住宅数 2008年 約5,750万戸 → 2023年 約6…
地方創生が無理ゲーだと思う理由をデータでみる 以下のテーブルはGDP下位20位を可視化したものです。(データが公開されている最新のもの2022年度の国内総生産からのデータです。) ランク 都道府県 名目GDP(億円) 備考 47位 鳥取県 17,082 最小県。人口・経…
~統計に現れない“使える家”と“使われない家”の本質~ はじめに:日本の住宅数は余っている? 「日本には空き家が多い」と耳にする一方で、「住宅不足が深刻」といった報道もあります。これは一見矛盾しているように見えますが、「住宅ストック」と「空き家…
~高齢化・交通不便・都市近郊の矛盾する現実~ はじめに:なぜ山梨県なのか? 日本全国で増加する空き家問題の中で、**山梨県の空き家率は2023年時点で全国1位(21.6%)**に達した。人口減少・高齢化が加速度的に進行する中、同県では「空き家=地域課題」…